江戸切子を贈る — 還暦のお祝い

日本の伝統工芸である江戸切子は、ご自身へのとびきりの品としてはもちろん、ギフトにも最適です。お酒を嗜まれる方や、芸術や美術に関心の高い方、こだわりのある方など。心に浮かぶ大切な方の人生の節目に、江戸切子を贈ってみませんか。

60歳をよろこぶ節目、還暦

「還暦(かんれき)」は、満60歳(数え年で61歳)を迎えたことをよろこぶ、長寿のお祝いです。60年で干支が一回りし、再び生まれた年の干支にかえることから「元の暦に戻る」という意味で、こう呼ばれます。

今や「人生100年時代」ともいわれますから、60歳で長寿? と感じる方もいるかもしれません。しかし、戦前ごろまでは50歳が長生き。それよりさらに歳を重ね、さらに干支が一回りする60歳という年齢は、特別に考えられてきたのでしょう。

長年の感謝と未来への想いとともに贈る節目のギフト

還暦のお祝いでは、家族や親族で集い、赤いちゃんちゃんこを着る習慣があります。これは「子に戻り、もう一度生まれ変わって出直す」という意味を込めて。この赤いちゃんちゃんこは、記念にと、家族や親族から贈られる場合が多いようです。

さらに、日ごろの感謝やねぎらいを込めた贈り物を渡すのも、還暦祝いならでは。これまでありがとう。おつかれさま。そして、これからもよろしく——。素直な気持ちとともに、特別なギフトを贈る、よい機会です。 

江戸切子のワイングラス ギフトパッケージ

このような大切な節目におすすめしたいのが、江戸切子のグラスです。

江戸切子といえば、ウイスキーや焼酎などが似合うロックグラスをイメージされる方が多いかもしれませんが、おちょこのように小さなグラスや、お茶やジュースを注ぐのにも使い勝手のよいグラス、モダンなワイングラスなど、さまざまあります。

いずれも腕ききの職人が、伝統文様などをカット。ときに繊細に、ときに大胆に。高い技術が必要とされる、世界で一つのきらめきは、飾っても使ってもすばらしさを実感できる身近な芸術品です。時代に左右されないその価値は、大切に扱えば一生もの。贈られた側も、きっと印象に残ることでしょう。

おすすめの江戸切子

ここからは「室町硝子工芸」の江戸切子の中でも、還暦祝いにふさわしい品をご紹介します。

江戸切子 赤酒杯 七宝cororica

赤酒杯 七宝cororica

手のひらにころんとおさまる、愛らしいグラスです。上半分に江戸切子の代表的文様である「七宝(しっぽう)」をあしらい、光の屈折により星の瞬きのような輝きを見せます。口当たりもなめらか。きっと、いつものお酒も格別な一杯になるでしょう。

 

江戸切子のワイングラス SUI-REN(スイレン) Nozomi ブルゴーニュ

SUI-REN Nozomi ブルゴーニュ

ワイングラスとしての機能性と、江戸切子ならではのきらびやかさを両立したブルゴーニュグラス。ワインの色や香り、味をたのしむというグラス本来の体験を大切に、江戸切子の華やかさも堪能していただけます。性別や好みを問わず、幅広い空間になじみ、ペアにもしやすい江戸切子です。

 

江戸切子 光菊 金赤

光菊(こうぎく) 丸オールド 赤金

その名の通り、光をまといながら菊が花開く様を表したロックグラスです。一見、シンプルなデザインですが、カットに絶妙な強弱をつけて、ふっくらとした花びらを表現。透明感と鮮やかな金赤のバランスも美しく、日々江戸切子に向き合う職人の腕がなせる技です。

 *

還暦祝いは、贈る方にとっても唯一無二の大切な人の、一生に一度のお祝いです。だからこそ、ほかにはないものや、付加価値のあるもの、長く愛でてもらえるものを選びたいと考える方も少なくないでしょう。

そんな、人生の中でも印象的な贈り物。職人が一つひとつ丁寧にカットする江戸切子は、想いをのせた特別なギフトにふさわしい存在です。

江戸切子 還暦祝いのギフトとしてご提案

さまざまな長寿のお祝い

厚生労働省が発表した『人生100年時代構想会議中間報告』によると、ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子どもの半数が107歳より長く生きると推計されています。日本は、健康寿命が世界一の長寿社会なのです。そこで、還暦以外の長寿のお祝いをご紹介します。

70歳 古希(こき)|
唐の詩人杜甫の「人生七十古来稀なり」という詩句から
77歳 喜寿(きじゅ)|
「喜」の草書体が七の字を3つ並べて書くことから
80歳 傘寿(さんじゅ)|
「八十寿(やそじゅ)」ともいう。傘の字の略字「仐」を分解すると八十となることに由来。長寿祝いの色は金茶
90歳 卒寿(そつじゅ)|
「卒」の略字は九と+とで書くことから
99歳 白寿(はくじゅ)|
「白」の字の上に一を書き加えると百になることから
100歳 百寿(ももじゅ)|
100歳であることから「百寿」。「ひゃくじゅ」とも読み「紀寿(きじゅ)」ともいう。紀は一世紀を表すことから由来
108歳 茶寿(ちゃじゅ)|
「茶」の字を分解すると「十、十、八十八」となり、すべてを合わせて百八として「茶寿」と呼ばれる
111歳 皇寿(こうじゅ)|
「皇」の字を分解すると「白(99歳)、一、十、一」となり、合わせて百十一となることに由来
120歳 大還暦(だいかんれき)|
2回目の還暦を迎えたことになるため

PRODUCTS